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 映画「ロケット」 "THE ROCKET"  

第19回 東京国際映画祭にて上映
Roy Dupuis が最優秀主演男優賞を受賞!




1940〜50年代に活躍したカナダ の伝説的アイスホッケー選手モーリス・リシャール。
その半生を描いたRoy Dupuis(ロイ・デュプイ)主演のカナダ映画 「ロケット」"THE ROCKET" が
第19回東京国際映画祭のコンペティション部門に出品されました。


Royの作品、それも主演作が日本のスクリーン で、日本語の字幕付きで見られるなんて夢のよう。
幸運にもチケットが取れたので、2回の公式上映に足を運びました。


 2006/10/22(日)六本木
TOHOシネマズ 六本木ヒルズ SCREEN6 にて上映

ゲストに脚本のケン・スコットさんと助演のパトリス・ロビタイユさん
会場の前で偶然ゲストの二人を発見!
サインをお願いしたら、快く応じて下さいました。
上映中 偶然隣の席にゲストの二人が座っていて緊張しました。


 2006/10/26(木)渋谷
Bunkamura オーチャードホール にて上映

ゲストに脚本のケン・スコットさんと助演のパトリス・ロビタイユさん
上映後にはティーチ・インも行われました。


そして・・・
Roy Dupuis(ロイ・デュプイ)が見事 
 最優秀主演男優賞を受賞 


あの熱演なら納得の結果です。作品自体も本当に素晴らしいものでした。

単なるスポーツ映画にとどまらず、当時のフランス系カナダ人の逆境とその象徴となった(されてしまった)
モーリスの苦悩が描かれていてとても見ごたえがありました。

特にアイスホッケーのシーン (Royも吹替えなしで熱演)は迫力があって見事でした。
大きなスクリーンで見ることが出来てよかった!

激しい試合のシーンとは対照的に、怒りと哀しみを内に秘め、静かに耐えるモーリスの姿が印象的。
物語も丁寧に描かれていて、製作スタッフのモーリスに対する尊敬の深さが伝わってきました。


カナダ(特にケベックの仏語)の映画が日本で公開されることはほとんどないので、今回のように映画祭で紹介されて
とても嬉しかったです。
もっとたくさんの作品が日本で見られるといいですね。


 ちなみに会場で配布されていた 『ジャーナリストの「コンペティション」星取表』 によると「ロケット」は かなりの高評価でした

以下は その抜粋。が満点。
グランプリの「OSS 117 カイロ、スパイの巣窟」、最優秀監督賞・最優秀主演女優賞・観客賞の「リトル・ミス・サンシャイン」との比較。

朝日新聞
The Asahi Shimbun
毎日新聞
The Mainichi Shimbun
読売新聞
The Yomiuri Shimbun

東京新聞
The Tokyo Shimbun
共同通信社
Kyodo News
報知新聞
The Hochi Shimbun
ジャパンタイムズ
The Japan Times
ロケット
The Rocket

OSS 117 カイロ、スパイの巣窟
OSS 117,Cairo Nest of Spies
リトル・ミス・サンシャイン
LITTLE MISS SUNSHINE

 星の総数は27個で15作品中第2位 (第1位は28個の日本映画「魂萌え!」。グランプリの「OSS 117」は17個で最下位。)
 7人の記者のうち3人が5点満点 (3人は最多で「ロケット」のみ。以下2人が1作品。上記「「魂萌え!」でも満点は1人。)

審査員の評価とは ずいぶん異なるんですね。

最優秀主演男優賞も受賞し、ジャーナリストの評価も高かったので 「ロケット」はグランプリに匹敵する作品だったのではないかと思います!



 映画祭会場の写真です(一部ブレているものもあります) m(_ _)m
写真をクリック  すると別ウィンドウで大きな写真が見られます。



 10/22 六本木 会場前にあったポスター


 10/26 渋谷 会場入口の様子&ティーチイン


 10/29 六本木 会場周辺の様子






さらに
東京国際映画祭で上映された後、12月にカナダ大使館 にて 『「ロケット」クリスマス試写会』 が行われました。
Royファンのお友達に教えていただき、応募してみたところ当選!3回もスクリーンで見ることが出来て本当にラッキーでした。

以下は当日の会場の様子のレポートです。 一部ネタばれを含みます

 2006/12/13(水)赤坂
カナダ大使館 シアターにて上映


地下2階にあるシアターの座席数は200席くらい。
前の方に若干の空席がありましたが、ほぼ埋まっていたようです。(マスコミ関係者もいた模様)

全体の1〜2割は(おそらく)カナダの人々。

「もしかしてRoyがゲストで登場するかも!」と、かすかに期待していましたが、残念ながら誰もゲストは登場しませんでした。

最初にカナダ大使館の広報部長(日系カナダ人の女性)がご挨拶。
「東京国際映画祭でRoy Dupuisが最優秀主演男優賞を受賞したのを記念して・・・」という言葉に
Royファンとしては感慨深いものがありました。

鑑賞中、カナダの人々はとてもリアクションが良く、例えばホッケーの試合のシーンではゴールが決まると拍手&歓声。
乱闘シーンで、モーリスが相手を殴り倒すと拍手。
私の前に座っていた男性は身を乗り出して、盛んに拍手をしていました。

モーリスが頭に数針縫う怪我をして、再び試合に出るシーン。
観客からは「えーっ 試合に出るの?」といったどよめきの声。
本当の試合を見ているような気分になりました。

モーリスの義兄のジョルジュが出てくるコミカルな場面では大爆笑。

私は海外で映画館に行ったことがないのですが、一緒に行った友人曰く、海外だとこんな感じだそうです。

上映後、観客からは大きな拍手
とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。

これだけの秀作が日本の劇場では未公開なんて!
どこかの会社で配給、もしくはDVD だけでも発売してくれることを願わずにはいられません!

( 2009/4  )

『カナダを世界に知らしめた』俳優 ロイ・デュプイ


カナダ政府 在日カナダ大使館公式ホームページの映画産業に関する説明の中に
「(中略)・・・
ロイ・デュプイなどの俳優は、カナダを世界に知らしめました。」
との記述を発見しました!

 ホーム→カナダ発見→カナダについて→社会と文化→アートとメディア


大使館のサイトで紹介されるなんて素晴らしい。
カナダを代表する俳優 という大使館のお墨付き!

東京国際映画祭で最優秀主演男優賞を受賞したことで日本でも話題になり
まさに 『カナダを世界に知らしめた』 わけですね。

これを機に、出演作がもっと日本で紹介されますように。 

(上記サイトの音楽の欄に カナダ好きのきっかけになった
ブライアン・アダムスの名前もありました。)

( 2009/5 追記  )









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